この数日、ずっと是枝監督の新作『怪物』ばかりを考えている。
先週、リコーダーズのお二人からのお誘いでまちのそこ(JOY空観日和)さんも誘って見てきて本当に素晴らしい映画で、パンフを買っては読み、ノベライズや脚本まで手を出し、監督がゲストで出演しているポッドキャストを何度もチェックしたり。
ノベライズは主に心理的描写が描かれていますが、脚本を読むとカットされている箇所が多々あって興味深い。
ある人物とのLINEのやり取りが赤裸々に描かれていたり、このシーンを入れるとある人物の印象が変わるかも?と思ったり、あのシーンがこんな短い言葉であんな美しくもなるのかと驚いたり…(感情忙しいぃ〜)。
出演者もみんな良くて、特に子役のお二人はさすが是枝監督!とハグしたくなる気分。
あとある内側から見た窓のとこ、あれなに!?もうめちゃくちゃ見たことないんですけど!
んだけど、私がフォローしているクィアの方々がことごとく受け入れ難い作品とのことで、これは当事者しかわからないものなのか、と当初は戸惑いを感じつつ、マジョリティが描くマイノリティの視線や同性愛をネタにしているという点がちょっと違うんじゃないという意見はだいぶ理解できた気がします。
私は優しい世の中になってほしいし、誰でも好きな人と付き合って楽しく過ごして欲しいです。